UNIX(Linux) のコンソール画面で表計算できる sc (spreadsheet calculator) の紹介
sc (spreadsheet calculator) はかなり前からあるアプリのようですが,
最近また,バージョンアップが始まっているようです。
X Window アプリではなく,kterm などのターミナルウインドウやコンソール画面で
動作します。
最新版を使ってみて,かなり完成度が高いことに驚きました。
十分,実用になりそうです。
(oleo も使ってみたのですが,キーバインドがしっくりこなかったので...)
印刷機能,グラフ化機能はありませんが,tbl 形式, latex 形式での
表の出力もできます。
psc コマンドを使えば,タブ区切りデータ,CSVデータの読み込みもできます。
例えば
nkf -e -d table1.csv | psc -d, -k > table1.sc
という感じです。
特に日本語化はされていませんが,kinput2 等で普通に入力できます。
(編集時にはちょっと問題があるようですが。)
プライマリー URI :
ftp://ibiblio.org/pub/Linux/apps/financial/spreadsheet/ の
sc-7.12.tar.gz
Linux だと make; make install でOKです。(試したのは Vine Linux 2.1.5)
適当に遊んでみた例 (sample1.sc) :
使い方は man sc で見るか,sc を起動してから ? を押すとヘルプが出ます。
便利に使うためのヒント :
~/.scrc に
# リターンを押したときに下の行へ
set craction=1
# 数字入力は = を押さなくてもOK。
set numeric
# T コマンドで出力される形式は latex tabluar.
set tblstyle=latex
# latex tabular形式で保存するとき,ファイル名は *.tex
latexext "tex"
と書いておくとご利益があるでしょう。(^^)
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